リーマンショックの影響で研修所で待機することとなった。
この期間はとても楽しくエクセルでオセロゲーム作って、適当にCPUも作って先輩と戦わせた。
先輩が意外と勝てないようで苦戦していた。
オセロを作ってわかったのは、ゲームを作るのは好きだったのだと思う。
元々ゲームのPGを目指していたが、母親にブラックだからと反対されて組み込み系のPGになった。
先輩が研修で講師をやることになったのでビデオ撮影役をしたが、
後で先輩とビデオを見返したところ寝ている人がいて2人で会議室で笑っていた。
自宅待機になり、給料も減ったのでコンビニでバイトした。
廃棄をもらって食べたり、1オペの時に休憩室で漫画を読んだり学生気分が味わえた。
夜勤の辛さが少し理解もできた。
希望退職者を募っているという連絡があった。
「給料3か月分を渡すので会社都合という形で退職者を募る」というものだった。私は何となく続けることを選択した。今思うと退職しておけばよかったと思うが、当時はやりたいこともなく、その時間がただただ楽しかった。
色々な選択をする人がいた、
同期の1人は営業から「退職してもらえないか?」と声を掛けられたり、先輩の1人は「3か月分も退職金もらえるならラッキー!」と言って辞めていった。今会話できるなら当時の選択後どうなったのか聞いてみたい。
千握りだけど平凡な社会人3年目が過ぎていった。